8月 232013
 

足回り異音解決シリーズその1。
右フロントのゴロゴロ編です。

この低音のゴロゴロは、車体を通じて感触があり、どう考えても何か普通じゃない感じがします。
左にハンドルを切って加速する際に鳴り、低速の交差点ですら音が鳴ります。

真っ先に疑ったのは、前も書いた通り、音が鳴り出すとほぼ同時に交換したBBS。
しかし、天下のBBS、S2000専用サイズで干渉するわけがない。
ホイールハウスとのクリアランスは十分(それほど車高下げてないので)だし、インナーフェンダーに擦った跡もない。

次にサスペンション、特にブッシュ関係ですが、これも異常はなし。
よく言われるアッパーアームの付け根の剥がれも、もちろんありません。

はて、いったい何が??

・・・・・・

・・・

突き詰めた元凶はこれ。

2013 08 23 01

パックリ逝ってます(爆

2013 08 23 02

そう、エンジンマウントですよ。

ゴムにヒビとかヨレとか亀裂とかじゃないです。完全破断です@_@;;;

しかも、ついさっき破断したという感じではなく、ゴム同士が擦れてすり減り、マウントのカサが相当減っこんでます。
あまりに酷い状態に、ブツを目の前にした瞬間、思わずオトコらしいねぇ〜と唸ってしまったほど(笑

ちなみにこれは、運転席側のマウント。もう一つの助手席側はと言うと・・・

2013 08 23 03

こちらも見事!(x_x)

いや、正確には外す前までは文字通り首の皮一枚(?)繋がっていたんですが、交換時に完全に真っ二つに分離してしまいました。
エスのマウントは液封式ですが、こっちは中の液体がまだ残ってました。

両側のエンジンマウントが破断状態ということは、エンジン本体は完全にフレームに乗ってるだけの状態だったっていうこと。
特に摩耗が進んだ運転席側のマウントが耐え切れず、ある方向にGがかかった際にエンジン本体が動き、ブロックと干渉する音を発していたと推測され。。

エスのエンジンマウントは2つ。つまり全て破断していたという、かなりイケナイ状態だったわけですが、、FRのためエンジンは後方でミッションと繋がっており、そのミッションのマウントは生きているため、こんな惨状でも異音以外は意外と普通に乗れちゃうんですよね。。
マウントには万が一の際のエンジン分離防止プレートも付いてるので、コーナリング中にエンジンがどっか飛んでいってしまうなんてことはない、と思われます(笑

それでもこんな状態で乗り続けるわけにはいかない!
ということで発見した後、急遽イーグルショップURAWAさんにTELし、純正マウント新品に交換を依頼。
さすがのお店で、なんと在庫があった!ので、その日のうちに交換作業と相成りました。

お店の草間さん曰く、今までマウント交換したS2000の中でも、おそらくNO.1!!なブッチギレ方だそうです。。。
AP1の初期なら切れてる場合も多いし、ましてやサーキット走る個体は早々に切れることもあるエンジンマウント。
それがサーキット走らないAP1後期最終型がこの惨状とは・・・・

てゆーか、なんで気付かなかったのオレ!?(爆

確かに最近シフトノブがブルブル震えるので、ちょっと振動は増えたかな、とは思ってたけど、全然不快じゃないレベル。
シフトチェンジしづらかったりとかいう現象もなかった。
マウントは、ヘタったら乗り心地でわかるし、コーナーでシフトしづらくなると思ってたので、それが嘘だということを悟りました(笑

でも交換後走り出してみると、明らかに振動が減り(シフトノブがブルブルしなくなり)、以前と比べてかなり静かでしっとりした乗り心地になったのがわかってしまいました。。
単に時間とともに、慣れちゃってただけってことですかねこれ(汗 

爽快な乗り味を手に入れて嬉しい半分、ある意味発見しやすい不具合を放置していて反省半分。
勉強になりました。

 Posted by at 11:59 PM