5月 142014
 

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日曜日に、アルファGTのブレーキパッドを交換しました。

GTのブレーキにはRossoの頃から不満があって、豪勢にダストが出る割には効きが甘く、車重を受け止めきれていません。
正確には、制動の立ち上がりが遅い感じ。ブレーキの性能に対して、ホイールとタイヤが重過ぎるだけのような気もしますが。

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そこでパッド交換となるわけですが、エスのようにワインディングをかっ飛ばすような使い方はしないので、いわゆるスポーツパッドは不要。
せめてもう少しレスポンスのいいフィーリングにしたいと考えてました。ついでにダスト軽減もね。

で、調べてみたら、さすが輸入車でイタ車でしかもマイナー車種。選べる選択肢ほとんど無し(笑
有名どころではディクセルが輸入車用をラインナップしてたので、ここのプレミアムシリーズを選択。
効きの強さはあんまり変わんないようですが、ダスト軽減とフィーリング改善には効果ありそう(安いし(笑)だったのでこれにしました。

で、交換なんですが、ブレーキパッドの交換作業はそれこそEGの頃から散々やってるので、車種が違っても問題無いと思ってました。
ところがどっこい、やっぱり舶来車の洗礼・・・というか、愛人ゆえの苦悩か(笑

苦悩1:工具が合わない

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まず、フロントキャリパーをとめるボルトが、何故かヘキサ。
これは事前に見て用意してたんですが、リアのキャリパーが13mmのボルトとは盲点だった。。(そんなサイズ持ってないよ)
急遽アストロで調達(こういう時2台体制は本当に便利だ(笑)し、事なきを得たと思ったら、今度はリアのピストンが戻せない。どんなに力いっぱい押し付けながら回しても全然戻る気配なし。
リアのキャリパーが宙ぶらりんな状態で行き詰まっては、さすがに冷や汗タラーです。

HONDA(これまで交換してきたのは全部ホンダなんですね)は、ピストンに十字が切ってあって回せば簡単に戻ったのですが、アルファはそうはいかない。
ネットで調べてみると、やはりこのリアピストンの戻しが最大の鬼門のようで、苦労されているレポートが複数ヒットしました。

一般的に、キャリパーピストン戻しにはちょっとしたSST(特殊工具)があり、国産車用は持ってましたが、これはどうにもマッチせず。
仕方なく二度目の出動。またしてもアストロ(近所にあって本当に良かった)を訪れ、欧州車用SSTを調達するハメに・・・
このSSTは抜群の効果を発揮し、簡単にピストン戻し成功。結局、道具に頼るのが一番です(- -;

苦悩2:片側だけ?

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交換用のディクセルのフロントパッドには、何らかのセンサーと思わしきコードとコネクタが付いてました。
ちなみにこういったものは、シビックにもエスにもないので、さすが輸入車(一応プチ高級車)、きめ細かいぜ!と思ったのですが。。

右フロントのパッドを外しても、そんなセンサーは付いてません。とても戸惑う私。
付いてないなら切ってしまえ!と信長なら言うかもしれませんが、切った後にやっぱり必要だったでは後の祭り。どうしても踏ん切りが付かない。

実はこのセンサー、左フロントのみにしかなく、なぜか交換用のパッドは両方共付いてたことによって混乱したという・・・
それがわかれば、右はあっさり切断。左のみコネクティング。

片減りか交換時期を知らせるセンサーと思われますが、そもそも付けるんなら両方付けるべきではないのかと・・・・(さすがイタリアンな設計だ)

苦悩3:効かねーじゃん

作業が終わって試走してみたところ、あまりのフィーリング変化に衝撃!?

めちゃめちゃキクぜ〜〜・・・・・ではなく、全然効きません(爆

ブレーキペダルがフカフカになり、ずっと奥まで踏まないと明確に効いてこない感じ。
エアを噛んでいるのではなく、ただアタリが付いていないだけなんですが。

ローターにマジックで線を引いて、パッドの密着度を確認してみると、特にフロントは一部しか接触していないことが判明。
つまり均一な新品のパッド摩材面に、摩耗したローターが密着できていないということ。
欧州車はパッド同様、ローターも摩耗しやすいと聞いてましたが、ここまで荒れてるとは。。

しばらくは気を付けて乗って、ローター表面の荒れに合わせてパッドを削っていくしかありません。
パッドの性能を味わうのは、まだ先になりそうですね。

 Posted by at 9:05 PM