7月 152014
 

すいません。一目惚れです。ぐっさり刺さりました。

以前、ここで紹介したことのある雑誌「NAVI CARS」。
この雑誌の、車好きのための二輪車紹介ページみたいな連載で存在を知り、コイツのあるライフスタイルが自分の中にむくむくと形成され・・・
思い立ったが吉日ーーってことで、一気に突き進んでしまった。

それが今年初め頃のハナシです。

2014 07 15 01

その半年後、3号車として迎え入れることになったのが、 KTM 390 duke

大多数の方が、全っ然聞き慣れないモデル名かと。。
まずもって「KTM」とは?

その正体は、オーストリア(注:豪州ではない)の2輪メーカーです。

日本ではほとんど認知されてないようですが、欧州ではBMWの次に販売台数の多いメーカー。ちょっと前までは、ほぼオフロード車専門メーカーでした。
その実績はというと、あのダカール・ラリーの2輪部門では無敵状態で、現在も連勝記録更新中。
ここ最近ではオンロードモデルもモデルバリエーションを増やしていて、間口を広げている様子。
かく言う私も、今回コイツを知るまで、KTMなんてメーカー、全く知りませんでした。(というのは実は正確ではなく、X-BOWというクルマがきっかけで、以前より興味を持ってはいました)

duke(デューク)は、そのKTMのネイキッドモデルに冠される名称。
数字は排気量で、下から125、200 、390、690、1290と、恐ろしく小刻みにラインナップが存在します。
我が3号車は真ん中の390ですが、名前とは少々異なり、実際の排気量は375cc。
日本と海外では免許制度が異なり、400ccで免許区分が切り替わるのは日本くらいなのにもかかわらず、それに照準を合わせたかのような排気量設定。
輸入車はだいたい大型車ですからねぇ。普通二輪免許で乗れる400ccクラスの輸入車ってのは、実は貴重です。

そして、ここからが重要。
125、200、390の各モデルは同一フレームで、グラフィックやカラーリング以外は同じデザインなんですね。エンジンが違うだけ。
つまり、同じ車体に小さいエンジンから大きなエンジンまでを載せたのが、この3車種バリエーション、通称「スモールduke」(ちなみにエンジンはすべて単気筒)

2014 07 15 02(左から125、200、390。ぱっと見はカラーリングくらいしか違いが見えない。ちなみに最初に雑誌で見たのは200 dukeだった)

この3兄弟の中では、390は最も大きなエンジンを積むモデルで、出力も3台の中では最大ということになります。

ここがミソで、何を意味するかというと、125cc(いわゆる原付二種)でも成立する車体に400ccクラスのエンジンをぶっこんだという、とても過激な成り立ちをしているってこと。
クルマに例えて言えば、コンパクトなハッチバックボディに3.2リッターV6をぶち込んだ感じでしょうか?(147GTAみたいな)
実際、400ccクラスとしては明らかにコンパクトな車体のフレームに、大きめのエンジンがぎゅっと詰まっていて、見た目にも凝縮感があって躍動感に溢れています。

大きなエンジンを積んだというと、車重とバランスが問題となるというのがクルマの常ですが、2輪のdukeの場合は、このエンジンでも車体が非常に軽量だというところもポイント。
コンパクトな車体が功を奏して、大きめのエンジンを積んでいても、巷の400ccクラスとはまったく次元が違うくらいに軽量に仕上がっています。
具体的に言うと、国産4気筒の400ccが200kgくらいなのに対し、390 dukeはたったの140kgくらい。大人1人分くらい軽い。
この差がとてつもなく大きいっていうのは、軽さが走りに与える影響を知る人にはよくわかるでしょう。

コンパクトボディにパワフルなエンジンながら超軽量。
更に例えるなら、GTAってよりはグループBってとこか!?(それはさすがに言い過ぎか(笑) 

車体に対して大きめエンジンで高出力ながらライトウェイト。
この形振り構わない尖ったキャラクターが、所有欲を満たしてくれるんですよね〜
バイクなんて趣味以外の何物でもないので、中庸な性格より、多少バランス悪かったとしても個性的な方がいいもんね。 

(長くなったので、続きは次回)

 Posted by at 11:24 PM