さて、最後の湖東三山は、金剛輪寺からR306を更に南に行ったところにあります。
由緒正しき3つの寺が、湖東の山沿いに寄り添って残っているわけだから、こうやってひとまとめに探訪するにはちょうどいいです。
最後の寺は、百済寺。ずっと「くだらじ」だと思ってたら、「ひゃくさいじ」。そのまんまでした。
もう陽も傾きかけ、訪れる人のピークも過ぎ去っただろうと楽観視してましたが、、結局ここでも1時間程度は並んでしまうハメに。。
上り坂でしかも微妙に動き続けるので、エンジン切るわけにもいかず。今日だけで相当エンジン内部を汚してしまったような気が。
いかにも観光地っぽい駐車場にエスを置き、本堂へと向かいます。
表参道の広い階段を登っていくと程なくして本堂に着くわけですが、紅葉に関して言えば、ここまでの2つの寺に比べるとかなり地味。
この百済寺、平安時代に天台宗となり、室町時代には超巨大な寺域を誇っていたそうですが、例に漏れず信長の焼き討ちに遭い、今はその後に復興された建物のみが寂しく残るのみ。
かつてはおびただしい数の寺坊が山域に集合していたらしく、遠く安土の山と琵琶湖を望む山の斜面には、往時を忍ばせる空気がそこはかとなく残っているのが印象的でした。
本坊庭園の紅葉は見事。暗くなったらライトアップまでしてしまうとか。
それはちょっと頑張り過ぎ(笑
最後は、百済寺から見る夕暮れの湖東の景色。美しい・・・
いやぁ湖東三山、実に良かった。カラフルな色彩と光彩が織りなす景色に、脳内感性が刺激受けまくりでした。
想定以上の混雑ぶりで、相当時間を無駄にはしましたが、それを補って余りあるほどの収穫がありましたね。
もともと湖東三山をメインの目的に据えていたから、ってこともあるでしょうけど。
これで湖東三山をコンプリート。
百済寺からR306に降りてきた頃には、既に陽は沈み、薄暗くなっていました。
R306で水口方面に向かい、そのまま信楽方面へ。
信楽から国道422号。県境を越えて阿山の方に向かいますが、伊賀市丸柱からR422を忠実にトレースして伊賀上野方面へ。
しかし、この「忠実に」というのが曲者。ただの真っ暗な集落の夜道を曲がりくねっていく、到底国道とは思えない道。案内表示もおにぎり(国道標識)も少なく、トレースが難しい。。400番台国道は得てしてこういうもんですが。。。
とても人なんか入り込まないような森の夜道の途中に、突然小学校が現れたり、路線バスが走ってきたり、はたまた自転車で走っている子供がいたり。
突然現れるから思わず、忍者か!? って場所が場所なので(;;;
帰ってきてから気付きましたが、フツーに迂回路があったらしく。。そりゃ誰も走ってないか。
ま、こういう忘れ去られた国道指定が美味しいのですが。(病気)
伊賀上野は時間があったらゆっくり見て歩きたかったですが、既に真っ暗なので今回は通過することに。
国道368号バイパスで名張。今夜はナバジャス前のビジネス旅館で1泊です。