2月 032018
 

2018 02 03 01

降雪があったり気温が異様に低かったり、一年のうちここ数週間が、もっとも行動範囲が限定されます。
だからといって、家でぬくぬくもしていられないので、ガレージでメンテナンスをしました。

まずはエス。エンジンオイルの補給。
エンジン回すとやっぱり減ります。かなり減るようになってきた。
少しずつ継ぎ足しますが、1サイクルで500〜1,000mlは足してる感じ。
まだまだ許容範囲ですが、やはり老いを感じますね。仕方ないけれど。

本日のメインはビート。点火系のリフレッシュです。
事前に用意しておいたプラグとプラグコードを新品に交換しました。
旧オーナーのメンテナンス記録があり、交換を急がずともよい状況でしたが、車検前のリフレッシュも兼ねて。単にやりたかったというのもありますが。

2018 02 03 02

プラグはNGKの「プレミアムRX」というやつにしました。
通常のイリジウムプラグの上をいく高性能!NGKのフラッグシッププラグのようです。軽自動車に贅沢な!(笑
あ、3気筒なので3本ですよもちろん。 

プラグコードも新調します。これも今着いているのと同じヤツ。 
永井電子製のコードは、シビックの頃に使ってた記憶があります。
最近はダイレクトイグニッションコイルが主流になったので、プラグコードを換えるという機会自体があんまりありません。
なので懐かしい作業です(笑

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普通、プラグ交換なんてボンネット開けてちょちょいのちょいで終わりですが、そうはいかないのがビート。
スーパースモールミッドシップの弊害は、劣悪な作業性にも現れるわけで。 

まず幌のリアガラス部分を外して、リアトレイマット+吸音材を外したら、メンテナンスリッドが現れます。
つまりこれがビートのボンネットに該当する部分。いわば、エンジンルームのフタですな。
純正状態だとこれがボルトで固定されているのですが、いちいち面倒ってことで、手で回せるボルト(オレンジ色のポッチがついてるやつ)に交換されていました。
それでもここまで十分面倒です。新車当時に興味本位で買った人の中には、1回もエンジン見ないで手放した人とかいたんだろうな(笑

2018 02 03 04

フタを取ったら、ようやくエンジンとご対面。ここでは初公開ですね。いろんな意味で、ようやくです、ようやく。
さすが25年選手。積年の泥埃油汚れがギッチリと。
ただ、これを思いっ切りキレイにしようとは思いません。人もクルマも、自然な老い方が一番なので(謎

ちなみに赤ヘッドはオリジナルではないです。元は普通に金属色(銀色)、のはず。
結晶塗装ではなく普通にベタ塗りされているだけなので、あまり美しくはないです。でもまぁ、いいでしょう。
しっかし、なんてゴチャゴチャなエンジンルームなんだろう。設計時の苦労が伝わってくるようです。
エンジン本体も、フロント側に傾斜して搭載されています。そのおかげで、プラグの取り外しのスペースも最小限と来たもんだ。

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外したプラグ。メンテナンス記録通り、同じRXプラグが入ってました。まだまだ使えそう。
それより、ややオイリーだったのが気になります。特に2番。まぁ目くじら立てるほどではないけれど。

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新品入れます。
さっき書いたように、エンジンがかなり傾いているので、プラグホールが目視できません。
プラグを傾いた状態で締めないように、細心の注意が必要です。 

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プラグコードは1本ずつ外して交換します。組み合わせ間違えると恐ろしいので。。
コードも実は今までとまったく同じ製品。ただこっちは、交換後かなり年数たってるパーツだったから、リフレッシュのための交換は必然です。
しかし古いクルマにも関わらず、あっさり在庫が見つかったのには驚きでした。ビート用は赤、青、黄と3色もありますが、ここはやっぱり黄色。青も合うと思うけど。

ついでに「なんちゃって赤ヘッド」くらいはキレイにしておきました。
ヘッドとプラグがキレイになっただけで、少し若返った気が。。

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ちなみに吸気は、HKSパワーフロー(いわゆる「毒キノコ」)という、20世紀にタイムスリップみたいな懐かしいものが着いています。
もういつ装着されたのかわかんないくらい、汚れて変色してますが。。。

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先っぽに毒キノコがついたパイプは、3連スロットルのチャンバーボックスにつながっていますが、これを見るには今度はトランクからアプローチ。
今度はトランクとエンジンルームの隔壁にある、もう一つのメンテナンスリッドからいくわけです。あぁもう、なんてメンドウなんだ〜!!(笑

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チャンバーボックスにご対面。通常なら、ここに純正エアクリーナーが入っているはず。
でも毒キノコが着いてるから、ここにエアクリはない、と思ってたら。

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入っとるやんけ。

なんと二重エアクリ状態でした(爆
いや、そんな気はしてたんだけど。
HKSは凝った造りの純正吸気チャンバーを撤去して装着されているのでどうかな?って思ってたけど、これで迷いはなくなりました。
吸気は純正に戻そう。そのうちに。

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エアクリ外すと、3連スロットルがお目見え。超絶レスポンスを発揮する心臓部です。
各スロットルにコップ状のファンネルが着いていますが、これは社外品。純正状態ではこのファンネルはありません。
ファンネルが装着されていることで、よりレスポンスが良くなってるみたいだけど、純正状態を知らないので。。

チャンバーボックス内は、結構汚れてました。オイル汚れ。ブローバイですね。
まぁこれは機構上仕方ない。キレイに掃除しておきました。
掃除したら、元通りに復帰。別に何も換えたわけではないです。単に目視確認と、どうせブローバイが出てるだろうからということでお掃除するためでした。

そんな感じの集中メンテ、今日のところは終わりです。
ビートのメンテナンスは、今月中にもう少し行う予定。
より安心して、長く楽しめる状態にしていこうと思ってます。 

 Posted by at 5:39 PM
1月 222018
 

2018 01 22 01

悪夢の救急搬送から一夜明け、ビートでリベンジツーリング。
エスに乗りたかったけど、症状を放置しておくのも気になるので、本当に問題がないのか確認の上でも連れ出してみることにしました。

クラッチのフィーリングを確かめてから高速上へ。
それにしても昨日は、いきなり高速に乗ったりせずに良かった。
高速上でクラッチ切れなくなったりしたら、それこそシャレにならなかったわけで(汗

狭山日高ICで降りて、飯能市街を通過。県道28号、53号で名栗方面へ。
名栗の道を走るのは久しぶりだ。狭広混合のワインディングは、改めて走るとなかなかの楽しさ。
この日はかなり遅めのスタートだったので、鼻先を抑えられてしまうことが多かったのは残念だったが。

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名栗とは関係ないけど、ビートにはフジツボ製4本出しマフラーが装着されている。
張りのある乾いたエキゾーストノートが気持ちいい。ワインディング走行中のサウンドは、軽自動車とは思えないほど。
実にヤル気にさせてくれるのであります。

ところでこのマフラー、4本中、左右それぞれの外側だけが黒くなり、なぜか内側はあまり汚れない。
内部構造によるものなのか、単に内側はダミーなのか?

正丸トンネルで国道299号に合流。秩父で国道140号。
ビートに乗ったら毎回秩父に来ているような気がするが、冬にちょっとそこまでってなると、どうしても足が向いてしまうから仕方ない。
地味なのについ来てしまうのは、以前も書いたと思うけど、意外と峠道の宝庫だったりするからだ。

今日は大滝まで走って、秩父往還R140旧道)に行ってみることにした。
三峯神社に訪れる車列から離れたら、晴れてひとり旅。急峻な斜面に張り付く狭い道路で、集落を抜ける。
昔はこんな険しい所に、街道(中山道と甲州街道を結ぶ道)があったのだ。栃本には関所の建物も残っている。

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秩父往還を走るのも、かなり久しぶりだ。
エスで来ると荒れた路面と狭さに若干手を焼きそうだが、ビートならすいすいと行ける。
ビートには悪いが、多少狭かろうが、躊躇なく突っ込んでいけるのがいい。

ならば、ついでにもう少し突っ込んでみようということで(笑)、県道210号で中津峡方面に入り込んでみることとした。
三国峠への連絡路にもなるこの道は、地図で見ただけでもいかにも荒れていそうで、エスで入り込んだ経験はない。
ビートならば、行けるハズ。(もはや偵察機扱い(爆)

県道入口に、三国峠に登る中津川林道は通行止めである旨を記した看板が立っていた。
さすがに中津川林道までビードで攻めようという気持ちは端から無いので、問題ない。
八丁峠を越えて、志賀坂峠に抜けるプランを思い描いていたからだ。

ダム湖沿いの道は高規格で、トンネルが連続する広い2車線道路。
それも中津川林道の分岐まで。中津川に向かう道から別れたその先の県道は、それまでの面影を完全に捨て去った荒れた狭路だった。

オーバーハングした岩山の崖下を通り、素掘りのトンネルを抜ける。
路面は荒れていて、舗装はデコボコ。すれ違いはほぼ不可能なほど狭いが、そこはビート。ある程度ラインが描ける(ような感じがする)ので、走っていてとにかく楽しい。
小さな車体だけに、こんなコースでは、エスよりペースが良いこともありそうだ。

2018 01 22 05

道が白くなってきたと思ったら、鉱山の施設が現れた。秩父鉱山(日窒鉱山)である。

現役の鉱山として稼働中のようだが、道端にある古い木造の施設がいい味を出していた。
この秩父鉱山、全国の鉱山同様、鉱業が華やかな頃は多くの人口を抱え、ひとつの街としての賑わいがあったようだ。
ちなみに、どこで見聞きしたのか覚えていないけど、現在の定住人口はたったの一人とか・・・(真偽は不明)

そんなわけで、かつての住居や、学校などの公共施設の建物は廃墟となっており、その筋の方々の間では有名なようである。
自分もそういうのに大変興味を惹かれる(あくまで日本の発展を支えた産業遺産として)のだが、さすがに稼働中の鉱山でズカズカ入り込むのも気が引けたので、今回は下見だけにしておくことに。

秩父鉱山から先は、八丁峠を越える林道である。
これを越えれば、志賀坂峠に着く。つまり、峠から峠の連絡路であり、相応の景色が期待できる。
問題は、これが得体の知れない林道であり、果たしてビートで走破できるか、ということだったが。。。

その心配はいらなかった。通行止めだったからだ。
通行止めだという看板が立ってただけなので、もしかしたら行けるのかもしれなかったが、季節が季節なので素直に従うことにした。
ここまでの道も、結構怪しかったことだし。。

2018 01 22 04

味のある郵便局も現役っぽい(本当に人口が一人だったとしたら、郵便局が存続している事自体がマジで凄い)

・・・・・・・

R140まで引き返し、滝沢ダムの道を豪快に走って県道37号。
ここ、390 duke でよく走った道である。彼は、今どこでどうしているんだろう。元気に走っているかな。
・・・てなことを思いつつ、県道71号土坂峠。峠前にあるセルフスタンドで給油。

ここまで200km程度で、燃料計は3分の2以上を消費したことを示している。
燃費は悪い方ではないと思うが、何しろビートのタンク容量は、24リッターしかない。まるでバイクに乗っているような感覚で、給油に気を配る必要がある。

ついでに余談だが、ビートの給油って、なぜか難しい。給油口にヘンな金具(空気抜き?)が付いていて給油ノズルが入れづらいし、何より満タンがよくわからない。
給油機は自動で止まるが、そのタイミングが妙に早く、さらに入れようとすると、結構飲み込んでいく。
溢れると嫌なので、程々で止めておくことにしているが、結局どうなったら満タンなのか、いまだに不明である。

さて、土坂峠。ビートのツーリングではもうお馴染みの定番であるが、結構好きなのである。
これといって華があるわけでもないのだが、ビンビンに全開で走るのが楽しい。(群馬にはこの手の峠が多い気がする)

国道462号に下りてきたら、もうそろそろ、という感じだったので鬼石の方に向かい、本庄児玉ICから関越に乗って帰還。
300kmにも満たないツーリングだったけど、懐かしい道、初めての道、定番の道と、いろいろ走れたので満足だった。

・・・・・・・

で、懸案のクラッチですが、、、全然問題ありませんでした。
エア抜き直後はフワフワ感残ってましたが、乗れば乗るほどカッチリしてきて、今ではご機嫌なフィーリングです。

本気でクラッチフルードが入ってなかっただけ、という可能性が大きいです(汗汗
まぁでも大事に至らず、ヨカッタってことで。

 Posted by at 12:32 AM
1月 212018
 

2018 01 21 01

昨日、今年初めてビートでドライブしました。
正確には、しようとしました。その結果が、最初の写真です。

新年早々、救急搬送です。(居酒屋にクルマで乗り付けて、レッカーされているわけではない(爆)

自宅を出て、しばらくは普通に走っていたんですが、信号で停まる度に、クラッチが奥へ奥へと。。
終いにはクラッチが切れるポイントが、ペダルをほぼ踏み切ったポイントと同一になり、ジ・エンド。
再びギヤを入れる術を失い、路上の障害物と化したのでありました。

不動になってしまったのが、駅前の比較的交通量のある狭い道。
大渋滞と大ヒンシュクの原因となるところでしたが、そこは軽量MT車。「またか」と言わんばかりに涼しい顔して(笑)手押し移動。
すぐさまJAFを召喚し、待つこと20分。応急処置の術もなく、敢えなく搬送となりました。

レッカー搬送は、八ヶ岳で前愛人のオイルパンをカチ割って以来。
JAFのお兄さんは熱狂的なFD乗りで、古いスポーツカーを維持することの大変さについて、搬送の道すがら意気投合してしまいました。
馴染みの修理工場に持ち込んでいただき、JAFのお兄さんはお役御免。会員なので、お代はゼロです。
修理工場の社長に事情を説明して、徒歩で帰路へ。何とも寂しい土曜日になりました。

・・・・・・・

さて、原因なのですが、停まった瞬間にはもう予測は着いていました。真っ先に確認したら、その通りでした。
クラッチフルードのリザーバータンクが空っぽ。油圧がかからないんじゃ、クラッチも切れんわな。
わかんないのは、なぜ空っぽになったかです。

長時間停めていたガレージの床には、まったく漏れた形跡がない。ここまで走ってきた路上にも垂れた形跡はありません。
ビートを預けて、近所で悠長に昼飯を食べていたら、修理工場から電話が。
クラッチフルードを補充して漏れている箇所を洗いざらい調べても、まったく漏れている様子も形跡もないとのこと。

エア抜きしたら、正常にクラッチが切れるようになったとのことだったので、工場に戻って即日引き取ってきました。
壊れた部品が揃うまで長期入院を覚悟していたのに、拍子抜け。 

うーーん、これって単純に、元々クラッチフルードが少なかったってことかなぁ。。
元々少ないところに何らかの拍子で、大きくエアが噛んだのかもしれません。
そう言えば、ブレーキフルードは確認してたけど、クラッチまでは見てたかどうか。。。

いずれにせよ、点検不足が原因の公算が高い。
まぁどこも壊れたわけではないので助かったけど、キチンと見るとこ見てないとダメだね。反省です。

 

しかし故障した瞬間、これは美味しいネタ!!、とほくそ笑んでしまうのは、もはやビョーキですね(笑笑

 Posted by at 7:02 PM
12月 172017
 

2017 12 13 01

ちょっと間が空いたけど、ビートの仕様紹介の続き。
ぱっと見では純正っぽい佇まいですが、実は社外のロールバーが着いています。
(ビートはS2000と異なり、純正状態ではロールバーがなく、マツダ・ロードスターのような佇まいのオープンカーです)

通常の4点式のロールバーで、乗員の頭部を緩やかに保護します。
ともすれば汗臭い(笑)印象になりがちなのがロールバーですが、これに限っては実に具合が良い、です。

全体の佇まい的にも自然な感じで収まっているし、ネオプレーンのようなパッドの素材感も、ソリッド過ぎない雰囲気に貢献している。
つまり、ロールバーが醸し出す「本気度」が程良く削ぎ落とされていて、いい意味で中庸なところが気に入っているのです。
画像で初めて見た時から、自然な感じが実にカッコいい!と感じていました。

ロールバーとしての性能を本当に求めるなら、Aピラー側にもう2点追加するか接続させるかが必要かと思いますが、それだと開放感がなくなるし、何より汗臭い(笑
なにもサーキットを攻めるわけではないので、スポーツカー然とする程度がちょうどいいわけです。

そう、この「スポーツカー然」というのもポイント。
軽自動車であるビートに程良くスポーツカーテイストを付加する上で、このロールバーは非常にいい役割をしているように見えます。
細かい峠道を元気よく走り回るリトル・イエロー。持てる性能をフルに発揮して楽しむ、そんなクルマの性格にマッチした印象を与えてくれているわけです。

ちなみに、幌との干渉は全くなし。(実は幌も社外品ですが、それはまた今度)
干渉すると言えば、シートの肩に付いているシートベルトガイドが干渉して折れた状態になっています。
また、シートベルトが若干引き出しにくい。狭い車内にロールバー立ててるんだから、ある程度は仕方ないですね。

 

2017 12 13 02

ビートのドライビングが楽しくて、ここのところビートばっかり乗ってます。
年末も押し迫ってきて、自由な時間がなくなってきた中で、常にスピード感満載のビートで近所をちょろっと走ることが、程良いリフレッシュになっています。

 Posted by at 9:35 AM
12月 032017
 

2017 12 03 01

連投で、ビートでドライブネタです。
本日は、ちょろっとそこまでの気分で、奥武蔵方面を走ってきました。

埼玉県の西側は、自分の家からのアプローチがしやすく、ちょっとそこのヤマまで、という時(どんな時だ(笑)に重宝します。
さすがに真冬は埼玉と言えど、路面状況には注意が必要ですが、今日みたいな陽気ならノープロブレム。
久しぶりに、奥武蔵グリーンラインに足を運びました。

この奥武蔵グリーンライン、その実態は尾根筋の林道ですが、どこからアプローチするかが難しい。
今日は高麗本郷から林道伝いに上がるルートを選んで、意気揚々とビートのアクセルを踏んだものの、途中で通行止め。
それならばと、武蔵横手から上がる、これまたほっそい道をずいずいと上がるものの、顔振峠方面のグリーンライン本筋には、無常のゲートが・・・

2017 12 03 02

奥武蔵の峰々の尾根を走り、幾多の峠を越えるグリーンライン。
この後も白石峠で通行止めを食らい、都合3度も通行止めで進路変更を余儀なくされました。
関東にありながら、完走困難なワインディングルートというのが実態のようです。

メゲズに県道61号で顔振峠に向かってヒルクライム。K61は未開通で、途中から林道っぽくなる)
無事、奥武蔵グリーンライン本線に入って、尾根筋のワインディングを疾走。
元から起伏が多い上に、路面は所々沈下し、決して走りやすいコースではありません。
けれどこの道には、スーパーミニマムな車体と、スーパーローギヤードなミッションが、絶妙にマッチします。

2速であっという間に吹け切るエンジンをなだめつつ3速にシフトアップ、すぐにブレーキング、クラッチを蹴ると同時に、ブレーキを踏みしめた右足の踵でアクセルON。
3連スロットルの小気味いいレスポンスとサウンドに酔い痴れつつ、加速体勢へ。
各操作に対する抜群のレスポンスは、まさにドライビングプレジャー。奥武蔵の峰から見下ろす絶景には目もくれず、夢中になってワインディングを駆ける。

2017 12 03 03

砂の浮いた路面のブレーキングでは、あっさりとフロントタイヤがロック。
そのまま踏み込めば、一気に急斜面とオトモダチになってしまう。ここは冷静にブレーキリリース。
縦方向のグリップを回復したら、今度は的確な減速で、横方向のグリップを入れていく。。

ビートのブレーキングは難しいです。ブレーキアシストが弱いので、なかなか減速Gが得られない上に、強く踏みすぎるとあっさりとロックしてしまう。
S2000とは頭を切り替え、右足に集中してブレーキングする必要があります。

ワインディングにおけるブレーキングは、いつも路面がキレイなサーキットとは違って奥が深く、神経を使います。
基本的には早めの減速で、立ち上がり重視のコーナリング。路面状況もその時によって様々なので、荷重操作を含めたブレーキを使う頻度は多く、コントロール性は重要です。
そういった意味でもビートの現状は、多少改善する余地があると感じています。

奥武蔵グリーンラインは、定峰峠で県道11号に突き当たって終了ですが、先にも書いたように、白石峠から定峰峠までの区間が通行止め。
仕方なく、白石峠から脇道の林道に入ってみるも、都幾川の天文台に迷い出てしまう。

2017 12 03 05

眺望が良くってイイトコロでしたが、今日はこれが目的ではない。
白石峠に戻って、県道172号で下山。県道273号で迂回の算段でしたが、これまた通行止め。
埼玉県の道路関連行政は、いったい何をしてるんでしょうか(笑

2017 12 03 04

結局、県道30号で小川町、県道11号でようやく定峰峠と、大迂回してしまいました。
定峰峠は、この季節の定番ワインディングですが、ビートのコンパクトな車体だと、とにかく楽しい!ガンガン踏んでいけます。

横瀬に下りたら、今度は秩父へ。
国道299号で小鹿野、そして志賀坂峠へ。
かつてEK9の頃)はタイトで走りにくいと思っていた志賀坂峠も、ビートだったら広い広い♫
自由気ままにラインを描いて、あっという間に群馬県側へ。

2017 12 03 06

国道462号経由で、今度は県道71号土坂峠。この辺は勝手知ったるルートですが、ビートだとフルスロットルの全開チャレンジになっちゃう(笑汗
こんなタイトなワインディングでも、すぐに2速が吹け切って3速。すぐさまコーナーが迫ってきて、ブレーキングと共に2速にシフトダウン、再びアクセルオン。
セカンドが吹け切るからと言って速いわけではなく、単にローギヤードなだけ。とても忙しいクルマです(笑

土坂峠を越えた後は、県道37号、皆野寄居道路経由で、花園ICから関越で帰還。行程距離、およそ300kmの奥武蔵ツーリング。
その間、燃やした燃料は約22リッター。ひたすら全開の峠をいくつも越えて13〜14km/lというのは、さすが660ccです。ますますバイクだわな、こりゃ。

高回転エンジンを回しまくって、越えた峠は数知れず。奥武蔵と奥秩父は峠の宝庫。
それが季節を問わず楽しめるわけなので、重宝します。(とは言っても、真冬は要注意)
しかもビートとのマッチングも素晴らしいことがわかったので、これからもちょくちょく出掛けることになりそうです。

 Posted by at 7:51 PM