12月 152013
 

2013 12 15 01【県道36号都井岬線 終点】宮崎県最南端。空とS2000。その他に何もない時間。

日南フェニックスライン、南郷より南のR448区間は、輪をかけて気分のアガるワインディングロードだ。
海岸線を走る割にコースのバリエーションが豊かで、眺めのいい区間も点在する。
加えて周囲の植生が南国の色濃さを増し、透き通った空と相まって、絵画の中を走っているかのような気にさせる。

日向灘の南端、都井岬の入口へと到達。
日向灘と志布志湾を隔てるように突き出た岬には、R448から突き出た県道36号が先端に向かって通っている。
その県道の入口には、有料道路のような料金所が。

都井岬の先端には必ずここを通るので、400円の支払いが自ずと必要になる。名目は協力金だが、通行料と言っても不思議ではない。
なぜわざわざ「協力金」なのかって、それは半島の全域に野生の馬が生息しているからに他ならない。(野生馬保護協力金ってとこ)
御崎馬と呼ばれる都井岬の馬は、下北半島の寒立馬と並んで、野生馬と戯れる?ことができる貴重なスポットなのだ。

小さな半島はアップダウンが多く、軽めのワインディングだが、ブラインドコーナーの先には馬がいるかも知れないし、彼らの排泄物も豪快に散乱してたりするので、気持ちよく飛ばすというわけにはいかない。
ソロソロと走って岬の先端駐車場まで到着。 高台にあって眺めのいい広い駐車場に停まっているクルマは1台もいない。

2013 12 15 02

岬の灯台までわずかだったが、そこまで行く気にならず、駐車場からの眺めで満足。
その絶景に、この先更なる絶景が待っている予感がした。

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御崎馬はと言えば、途中で1ヶ所、数頭が草を喰んでいるのを見かけただけ。
道路上にうじゃうじゃいるものでもないらしい。

それよりも、岬の眺めのいい場所に放置された、ホテルの廃墟に惹かれた。
この地に建物が生まれ、賑わった時を経て人が立ち去り、いつか忘れられて朽ちていく儚さ。
巨大な鉄筋コンクリートの建物であるがゆえに、その冷たさが強調され、時間が凝縮されているような感覚が何倍にも増して感じられるのだ。

2013 12 15 04

都井岬まで来といて、ちょっと違うだろって感想だな。

随分前に訪れた時は濃霧で何にも見えなかったので、こんなに眺めのいい半島だとは初めて知った。
空と海を眺めるには事欠かない。観光ホテルは朽ち果てても、まだまだ魅力的なスポットなのだ。

2013 12 15 05

 Posted by at 6:24 PM
12月 122013
 

2013 12 12 01【国道448号 日南市南郷】雄々しい潮騒の日向灘と、むせ返るほど深い緑のコントラストの中を行く。

日南海岸に沿って走る国道220号、通称フェニックスロード。
南国独特の植生と海原が織りなす景色が展開する道に、これほどマッチするネーミングはない。この日のような雲ひとつない空の日ならなおさらだ。
朝日をキラキラと反射させる海面が眩しい。光の乱反射の中、海岸線に沿って、道はどこまでも続いている。

2013 12 12 02

平日だったが、交通量は多かった。通勤の時間帯だからだろうか。日南まではずっと、隊列の中を走ることに。

それでもこの道は、走っている者を飽きさせることはない。バリエーション豊かなコーナーが、程よいアップダウンを伴って続いているからだ。

それに加えて、豪快な海原にそのまま突っ込んでいけそうな距離感が生む景観が、この道をより特別なものにしている。
日南の市街地付近は例外として、ごく少数の集落以外は本当に何も「無い」のだ。
最果てはまだまだ先だが、早くもその旅情が感じられつつある景観だ。

日南では、飫肥の城下町にぜひ寄ってみたいと考えていたが、あまりにも天気が良いので、思い切って通過してしまうことにした。

2013 12 12 03

前日、今ひとつの天候の中で、次の日が好天になることは予測していた。そのため、フェニックスロードをこの日のメインステージとするべく、密かに調整を行った結果、早朝の時間帯に極上の海岸ワインディングを走ることができているのだ。
できるだけ走っていたい。走って走ってとにかく走り続けたい。

南郷の駅前でR220は、内陸をショートカットして串本へと向かっていく。
対して国道448号は、フェニックスロードの地位を譲り受け、ひたすら海岸線を縫っていく。
景色が良く走りがいのある道を選ぶコンセプトからすれば、ここはR448しかない。

思えばこの道、唯一の走行体験は、雨だった。走っている記憶は、少しも残っていない。
ところが今回は、いつまでも忘れることができなさそうなほど、景色と走行体験が鮮明な記憶として刻まれそうな予感がする。

2013 12 12 04

 Posted by at 2:15 AM
12月 112013
 

かなり間を空けてしましましたが、、九州再探訪ツーリングレポート再開(^ ^;

3日目は宮崎市を出発。前日の反省を活かし、まだ薄暗い時間にホテルを出て、国道220号を南へ。
市街地を抜けたその瞬間から、独特の景観がフロントウィンドウ越しに広がる絶景ロード。
徐々に薄明かりが差してくる絶妙な時間帯。青島を通過し、堀切峠を旧道へと入る。

海岸の峠、堀切峠を過ぎた所にある道の駅フェニックスを通過しようかという瞬間、海原から朝日が差す。

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絶妙なタイミング。
人気のない海岸線の展望所で、一人と1台、めくるめく光の光景に身を任せた。

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万物を赤く照らし出す生命力に溢れた光の色彩に感動。

日南フェニックスロード。
極上のシーサイドワインディングに相応しい幕開けだ。

 Posted by at 1:12 AM
12月 062013
 

2013 12 06 01

代替わりしたアルファGT、同じ車種とはいえ、そこは中古車、初代とは印象も感触も異なります。

まずボディカラー。初代のアルファらしいRossoから一転、鮮やかなblueになりました。
Daytona blue という明るいメタリックブルーがとっても印象的。
こんな色がGTに設定されてたなんて知りませんでしたが、初期の頃にだけ存在したレアカラーのようです。(その後もブルーのGTは存在したけれど、カラー名が異なる)
個人的にはブルーのクルマは初めて。ついでに言うと、メタリック色も初めての所有。たったそれだけで、ウキウキな気分に(笑
ボディの程度は悪くはなく、目立って気になる箇所はありません。 

内装については、標準のレザーシート。
その仕立ての良さが、再びGTを選ぶ大きな要因のひとつでしたが、今回はレザーカラーがナチュラル色になりました。
いわゆるタン革と呼ばれる色で、イタリアの車と言えば、高級家具のようなタン革レザーシートというイメージを持ってたので、元々欲しかった色です。
大人っぽいタン革がGTにはよく似合うと思ってたわけですが、中古車という特性上、自由には選べないこともあり、初代ではブラックシートでした。
パーソナルなクーペという性格もあり、運転席以外はほとんど乗ってなかったんじゃないかと思うほどキレイ。特にリアシートは、買いたてのしっとりしたつや消しの革が、今も保たれています。
そう言えば内装写真は撮ってないので、後日改めて紹介しましょう()

 

動力性能の方についてですが、まずエンジンは、ハッキリ言って重い。もっさり。
同じノーマルのエンジンにもかかわらず、初代とはトルクの差も回転の軽さも違いが明らか。これまでのオーナーの乗り方が染み付いているってことでしょう。
初代でも段々とエンジンが気持ちよくなっていったので、ここはこれからじっくり育て上げる部分ですね。
(※プラグを新品に変えたら、だいぶマシになりました)

続いてミッション。
2リッターなのでセレスピードなわけですが、発進時のジャダーが大きく、お世辞にも調子が良いとは言えない状態。
ただこのジャダー、アクセルの踏み方ひとつで出たり消したりすることができるので、個人的にはドライバー次第なのかと思ってます。(渋滞時の動きには閉口しますが・・・)
とは言え、それがだんだん大きくなってくるようでは問題です。
販売店曰く、急に出るようになってしまったとのこと。納車前に考えつく対策は施してもらいましたが、完調には至らず。しばらく様子見ながら、徐々に対策を考えるつもり。

 

更に、最初から壊れている部分があります(爆

まずは燃料ポンプ(の蓋)。
リアシート背もたれの下にあるので直接は見てませんが、おそらく割れてます。だってガソリン臭いんだもん(笑
満タンにした後しばらく強烈に臭うので、溢れ出てるんだと思われ。。
よくこんな状態で売ってたなぁと思いますが、販売店は満タンにしないので、気付かなかったのでしょう。
当然これは無償修理です。納車当日発覚、いきなり入院。さすがアルファロメオ(笑

それとナビ。
最初から社外のHDDナビが付いてましたが、これがアンプなのかスピーカーなのかやたらノイズが鳴るのと、そもそも取り付けが超いい加減。
画面がせり出してCDを入れる一般的な2DINナビなんですが、これが社外品の取り付け枠に干渉して開かない状態。
このくらい納車前に直しとけよって感じですが、走行に支障ある部分では全くなく個人的な優先順位が思いっ切り低い部分なので、何も言わず自分で工作して直しました。

普通ならこういう部分があるだけで避けるところでしょうが、これも中古車と付き合う醍醐味。
不具合のある部分を直しながら、時間を掛けて上手に付き合っていくことを楽しみたいので、多少のことは受け入れてます。
基本的な部分については、いろいろ見たGTの中でもしっかりしてたし、だからといって腰が引けるような値段が付いていたわけでもない。

最後の決め手は勘(笑
まぁこれもあながち間違ってなくって、そいつがいれば豊かな気持ちになれる、そういうオーラが漂っているかどうか。そいうのを感じたかどうかですね。
今回の個体は見た瞬間、あぁコレだな、っていう直感が初代以上にありました。

2013 12 06 02

 Posted by at 3:24 AM