10月 032013
 

R107で岩手県境を越え、湯田から県道1号へ。
岩手県を縦に貫く最も西側のルート。湯田から雫石へ、その距離は長い。

2013 10 03 01

以前も一度走ったことのある道だが、その時は雫石から湯田への逆向きルートだった。
今日よりもさらに時間は遅く、ほぼ日が沈んだ頃の薄暗い夏の道に、幻想的な雰囲気を感じたことを覚えている。

ただ山間の集落を繋ぐだけの道なのだが、これがどうしてか、走ってて心地良いのだ。

相当の距離があるにもかかわらず、途中に信号がほとんどない。
何の変哲もない道をただひたすら走り続けていることで、トランス状態になってしまうからだろうか。単純に時間帯がそういう気分にさせるだけなのだろうか。。

後から確認してみると、ほんの1時間も走っていないのだが、それ以上、軽く倍の時間は走っていたような余韻が残る。
知らない間に時間が経っていて、何時間も走り続けていたということは結構あるけれど、その逆は実はあんまり無かったりする。
そんな希有な感覚を味わさせてくれる、貴重な道なのだ。

2013 10 03 02

雫石の街中にあったスーパー、ビッグハウスで夕食(酒)の買い出し。
国道46号を跨いで、県道212号を網張高原へ。

今日の野営地は、その網張高原にあるキャンプ場。この周辺はキャンプ場銀座で、近くには相の沢キャンプ場という無料で有名な野営場もあるが、駐車場とテントサイトの位置関係、隣接する温泉の泉質等を考慮して、有料でも網張高原のキャンプ場を選択した。

我ながらなかなか正しい判断だったようだ。
キレイなサイトに利用者は程々で、エスからほとんど離れずにテントサイトを確保することができた。

2013 10 03 03

ツーリングキャンプでは、安心して使えるサイトという他に、いかに時間を無駄にしないかということも重要で、「クルマが近い」「温泉が近い」という条件が揃ったサイトは非常にありがたい。
真夏に訪れた白馬のキャンプ場も、この条件が揃った良質のキャンプ場だった。

ビジターセンターに隣接した日帰り入浴施設の温泉は、網張温泉独特の白濁した硫黄泉。
その温泉は混んでいたので、汗を流すだけで早々に上がり、サイトに移動。ソロテントを立て、ひんやりとした高原の夜の空気を肴に、ひとり食事&お酒を楽しむ。

天気は大崩れも覚悟しなければならなかったが、なんとかここまで降られずに済んでいる。
このまま翌朝の撤収まで持ってくれることを願いながら、早々に就寝することにした。

 Posted by at 12:41 AM