10月 142013
 

R341を北へ行き、鹿角に入る前にR282を安代方面へ。
東北道と花輪線に並行して走るこの道は初走行だったが、R341から継続してバイクの集団に先導される形となり、イマイチな時間だった。

安代から県道6号。やや走って県道181号へと乗り継ぐ。 このK181道前浄法寺線から、大規模林道を経由して国道104号、十和田湖へと抜ける画策をしていた。

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この林道は、ツーリングマップルにも明確な名称の記述はなく、絵としてぶっとい道が田子内から遠瀬を通って山口へと抜ける(全てTM記載の集落名)のが描かれているだけ。途中で牧場を通過するような道筋で、あとは取り立てて特徴も見られず、普通なら入り込むこと自体躊躇うような道なのだが。

この大規模林道を走ってみるきっかけとなったのは、ロングツーリングクラブのモリタさんのレポートから。(開設から14年もの歴史がありながら、今でもHPをベースにツーレポを継続されている。4輪から2輪に変わってしまったけど、この業界(?)では歴史、レポの質共にトップクラスのサイトだと思う)

先人の詳細なレポがないと、さすがにエスでは冒険できない類の道だ。

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果たしてその林道とは、素晴らしく豪快に走りの楽しめるワインディングロードだった。 雨だったのが残念だったけど、誰もいない、走っていようはずがない3桁県道の支線。
林道にちっとも似つかわしくない全線2車線の山道だが、これが楽しくないはずがない。

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路面には落ち葉が堆積(誰も通らない証拠か)し、お世辞にもキレイとは言えないけれど、舗装自体は新しい。 登ったかと思ったら下ったりの繰り返しで、目的地があってどこかに通じようとしているとは到底思えないルーティングが新鮮過ぎる。

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牧場をぶった切るようにして丘を行く。これ、晴れてれば超気持ちイイに違いない。 昨年の北上山地の時と似たような体験だけど、東北にはまだまだ絶景の道が埋もれているような気がする。

謎の大規模林道を走破し、R104号へ。これを十和田湖方面に走り、途中、県道128号で田代平を通過。雨が上がってルーフを開けた状態でハイスピードクルージング。

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国道454号で外輪山を越えて十和田湖入り。前走車に捕まって、雨も再び降り出したので、ルーフをクローズド。結局この時を最後に、今回のツーリングは一度も屋根を開けることは叶わなかった。

せっかくの十和田湖も、強い雨によって視界は遮られていた。周回路で一周してみるものの、雨足はどこまでも強くなる一方で、クルマの外に出ることすらままならない。おまけに次の街まで足りると踏んでいた燃料が底を尽きそうだ。(八幡平で頑張り過ぎ)
燃料問題は、奥入瀬からゴールドラインに入る交差点の給油所で継ぎ足すことで事なきを得たが、雨量はいかんともし難い。

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ゴールドラインも淡々と走る他なかったが、このエリアで何のイベントもないのも寂しすぎるので、久しぶりに谷地温泉に寄ってみた。

八幡平と並んで、秘湯の一軒宿の宝庫である十和田八甲田エリア。そのうちのひとつで、こういうツーリング途中のちょっとした入浴に特にオススメなのが谷地温泉。ゴールドラインの要所にあるにもかかわらず、いまだ湯治宿風情を色濃く残す。
以前訪れた時より入浴料が値上げ、更に混浴が別浴になってて驚いたが、まったり絡みつくような泉質は健在だった。底から湧き出る温い方の湯が特に良い。いまだオススメなのは変わらずだ。

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温泉から出ても、豪雨は相変わらず。建物から離れたエスに戻るのも決死の覚悟が要る。
もう走ってても仕方ないので、ちょっと早過ぎな感じはしたが、山を下りることに。 城ヶ倉から国道394号。黒石に出て、国道102号を弘前へ。

さすがにこんな天気で野営もないので、弘前城近くのビジホにちょっと早いがチェックイン。近所にあった本屋で時間を潰した。 弘前だって見所はいっぱいあるのに、勿体無かったが、この雨じゃあね。

TVのニュースは台風の話題で持ちきり。本土上陸は避けられない様相。
明日で休日も終わり。台風との対決は避けられない・・・さてどうなることやら。

 Posted by at 10:18 AM