1月 242015
 

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オープンカー乗りの皆さんは、幌についてどういったメンテナンスをされてるんでしょう?

エスの幌は布に見えるビニール製です。
お世辞にも耐久性があるとは言い難く、手をかけていないと紫外線の影響かみすぼらしくなってきます。
加えて、開閉時には骨組みとの摩擦で、特定の位置だけが擦れて穴が開いてしまう。よくクレームにならんなと思うくらいあっさりと。(実際よくクレームになったようですが)
これが原因で、8万kmくらいの時に一度、新品幌に張り直しています。

他の幌車はどうなんだろう? こんなにデリケートなのはエスの幌だけ?
ビートのように雨漏りしないのは優秀ですが、全体のコストを考慮した結果、このくらいの品質が限界だったんでしょう。
走りと重量、そして世界最速と言われる開閉スピードを重視した結果と捉えることが必要かと。

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外側はこまめに洗い、汚れをかき出して、ごくたまにコーティングを施します。
こうすることで、ある程度は黒黒とした状態を保つことが可能です。
一番いいのは紫外線に当てないことなので、今の保管状況はベストと言えるでしょう。

ただ、それでも幌と骨組みの摩擦による穴あきだけは、どうしても防げません。
オープンに出来る状況であれば極力オープンで走るのがポリシーなので、幌を動かす機会は多い。
一度開けたらパタパタと開け閉めしないことにはしてますが、それでも知らないうちにストレスがかかっているようで、新品交換後それほどしないうちから摩擦痕ができる状態でした。

そこで、摩擦で穴が開いたり破れそうな箇所には、前もって「あて布」的な補強を施しています。
幌と同等の部材で強固にあて布ができればベストですが、いかんせん強いテンションで擦れる部分なので、ちょっとあて布しただけだとまるで意味が無い。
ディーラーおすすめのトラックの幌の補強材(あのヨモギ色のやつ(笑)とか、いろんなものを試しましたが、今はこういう方法に落ち着いています。

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その方法とは、擦れる部分に内側から補強テープを貼り付けること。
補強テープにもいろいろあって、テープ自体の強さはもちろん、ビニール製の幌表面にしっかりと貼り付く粘着力を持ったものでないと目的を果たせない。
この粘着力がポイントで、今一番いいと感じているのはコレ。

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アサヒペンが出している万能補修テープ。近所のホームセンターで見つけました。
3Mのダクトテープの類でしょうか。テープの表皮が強く、かつ程良く滑るので擦れづらい。肝心の粘着力も強力で、今まで試したものの中では最も耐久性があります。

色はシルバーとブラックがありますが、当然ブラックを使用。
とは言え、それなりに目立ちます。予防的に貼っている箇所もあるので、継ぎ接ぎ状になってカッコ悪いですが、背に腹は代えられない。
幌をたたんだ時に折り目になる箇所もあるので、そういう部分は時間が経つとさすがに剥がれてきます。でも幸いテープなので、剥がれ始めれば貼り替えればいいだけ。

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この方法で現在のところ、穴あきはごく小さな箇所が1箇所のみ。(写真中央部にごくわずかに写っている穴がそれ)
交換から6万km以上走ってますが、最初の幌よりはキズは少なく抑えることができてるんではないかと。
途中からガレージ保管になったっていうのも大きいとは思うけどね。

 Posted by at 3:25 PM