7月 092016
 

2016 07 09 01

今朝は、ずっと放ったらかしだった 390duke のエンジンオイル交換をしました。
一日雨の予報だったので、ガレージ内のクルマを外に出さず、定位置での作業でした。狭いですが、やれないことはないです。

何も難しいことはないのですが、カウル(アンダーパネル)を外すのが面倒。
冷却水のホースが邪魔して、外しにくいボルトがあるのがネック。まぁそのくらいですけど。

早いもので、納車から2年が経ちました。来年には最初の車検ですが、このまま何もしないでも通りそうな佇まいです。。
費用がかからないのは良いことではありますが。

費用がかかると言えば、愛人さん。
こちらはお付き合いを始めてまだ1年少々ですが、いろいろやってくれます。

今日は雨降りで気温も上がらず過ごしやすいですが、晴れれば猛暑。
先週の日曜日も37℃近くまで上がったのですが、そんな日に愛人さんと出掛けると・・・

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沸騰します(笑

普段水温計は一定して90℃を指しているのですが、メーター表示にある通り外気温センサーが40℃を越えた辺りになると、都内のストップ&ゴーでスルスルと針が上がっていく。
写真ではまだ95℃近辺ですが、放っておけばどこまでも上がっていきます。
さすがにヤバイので、猛暑日だろうがヒーター全開。もちろん車内はサウナ状態。絶世の美人は、市街地走行でもサーキット走行の気分を楽しませてくれます(熱

俗にいうオーバーヒートは舶来車では珍しくないようですが、ことイタ車の熱的に厳しいマルチシリンダーエンジンでは特に。ググれば事例が出てくる出てくる。
昨年の夏も渋滞中に同様の症状があり、 元々こういうもんだと割り切るのも手(?)ですが、新車登録から10年以上経ったクルマなので、何か原因があるはず。
冷却水自体は昨秋に変えているし、漏れがあるわけでもないので、おそらくウォーターポンプかサーモスタットかと。

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この症状が直接の原因ではなく、リセット作業の一環として、本年中にタイミングベルト交換のため、エンジン廻りの重整備を行う予定にしてたんですよね。
運良く?、明日がその入庫日。
タイミングベルト交換に併せてウォポンも交換予定だったし、予防整備としてサーモスタットハウジングからの水漏れ対策のため、サーモも換える予定でした。
なので、たぶんですが、オーバーヒート症状も改善できるのではないかと期待しています。

本題となるタイミングベルトの交換ですが、この個体は19,000kmの時にアレーゼにて交換した履歴が残っています。
そこから約40,000km。国産車の感覚からするとまだまだといった感じですが、イタ車、特にアルファは早めの交換が定説です。ベルト自体がダメになるというより、テンショナーにガタが来てコマ飛びするみたい。
距離もそうですが、前回交換時から約8年という時間も、交換を決心させる大きな要因でした。 

ウォーターポンプは冷却水を送る羽が割れたりするトラブルがあり、オーバーヒートの原因となるわけですが、これを交換するにはタイミングベルトを外さなければならない。
なので、ついでに交換しておくのも定石です。

タイミングベルトを交換するには、バルブタイミングを厳密に管理するためにカムを固定する必要があるので、ヘッドを開けることになります。
ということは、購入当初から懸念事項のひとつであった、カムカバーからのオイル漏れを改善することができます。
てゆうか、車検時にここを修理しなかったのは、タイミングベルト交換時にできるから見送っていたわけで。

ヘッドを開けるということは、アルファV6の特長でもある光り輝くインテークパイプとサージタンクを外すことになるので、ついでにプラグ交換ができる。
加えて予防整備として、イグニッションコイルもこの際、新品に。

てな具合で、いろいろまとめて一気に初期化しちゃおうという魂胆です。

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もちろん、費用はとんでもなくかかります。
しかし、これを覚悟しないとV6アルファには乗れないし、乗る資格はないと腹くくって乗り換えましたからね。
むしろ1年かかってようやく初期化が済んで、まっさらな状態でお付き合いができるようになるってこと。

どうなって戻ってくるのか、楽しみです。

 Posted by at 6:20 PM
7月 032016
 

2016 07 03 01

余部鉄橋の先に余部駅という駅があることは知られているけれど、その隣に「鎧駅(よろいえき)」という、なかなか強そうな語感の駅があることをご存知だろうか。
いつもここを通る度に、一度聞いたら忘れられないその駅名の存在を確かめたいと思っていたのだが、今回初めてその鎧駅なる場所へと訪れる機会を得ることとなった。

国道から集落へと向かう細い道をしばらく走る。
途中から海際の集落へと向かう道と別れ、駅へと繋がる道は高度を保ったまま集落からは離れていく。
山陰本線は余部鉄橋が示す通り、入り組んだ地形を串刺しにするように、高い高度を保持して敷かれている。
それゆえ、鎧駅も高台に位置しているのだ。

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目指す駅に到着すると、そこには予想に反して、あまりに飾り気のない(公衆便所のような)コンクリート製の駅舎があった。

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こんなところ、外部から訪れる人もいないだろうと思っていたところ、意外と観光目的らしき人がいる。
それもそのはず?、カメラを用意していると、列車が余部側のトンネルから現れたのだ。

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慌てて列車にレンズを向ける。二両編成。減速して停車するかと思ってたら、通過してしまった。。
時刻表を見る限り、一日に何本も来ないようだが、乗降する人がいないと通過する仕組みなのだろうか。(→後から写真見たら「快速」列車だった(笑)

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この鎧駅、構内単線なのだが、駅舎と反対側にもホームがあった。
地下道を潜って向こう側に行くと、そこには忘れられぬ素晴らしい風景が広がっていた。

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碧い海。飾り気も人の気配もない静かな港の風景。
高台に設置された小さな集落のための駅は、その集落を一望する絶好の展望スペースだったのだ。

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この日はちょうど5月5日、こどもの日。
港の内海を跨ぐように、鯉のぼりが一列、風に乗って揺れている。
透き通った海水を湛える湾内を、気持ち良く泳いでいるようにも見える。

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小さな小さな港の集落の絶景は、この長い旅のフィナーレとして相応しい、心に残る風景だった。

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・・・・・・・

 

鎧駅でのひと時に満足し、残りの時間は帰還へと歩を進めることに集中することとした。
国道178号をさらに東へと走り、香住から県道11号。ここから城崎へは断崖絶壁のワインディングロードだが、さすがにGWでこの時間になると、気持ち良く走ることは叶わない。

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ちょうど途中にマリンワールドがあるからだな。以前もこのマリンワールド渋滞で酷い目に遭ったのを思い出した。

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城崎からそのままK11で京丹後。久美浜湾でおそらくこの旅最後の記念撮影。
旅の最初が寒空だったのに、数日後まるで夏の空の下を走っているという、季節を跨いだかのようなビッグツーリングだった。

京丹後から国道312号で宮津へ。
初めて走る道だったが、これが失敗。退屈な上に、途中からロードサイド店街になり、ちょうどお昼時と重なった時間帯は最悪だった。

天橋立の手前で宮津与謝野道路に入線。綾部JCTから舞鶴若狭自動車道で舞鶴方面、小浜、敦賀と走り、敦賀JCTから北陸道。

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北陸道は米原方面。米原JCTで名神に入り、ここからは関東に向けて一直線に行く。
これまで選択したことのないこのルーティングは、かなり新鮮だった。

豊田JCTから新東名。今年2月に開通した豊田〜いなさ間の新東名は、この時初めて走るわけではなかったが、やはり格段に便利になった。
東西に大移動する際には、三ヶ日〜豊田間の渋滞が必ずネックになっていたから、ここの開通は非常に大きい。
残るは新名神の四日市〜亀山間。同じく新名神の高槻〜神戸間。(もっとも後者は例の事故で先延ばしになってしまいそうだが)
これだけ開通すれば、中国地方も九州も、ぐっと近くなるというものだ。

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新東名長篠設楽原PAで休憩。その出口で、C63ブラックシリーズに先導していただく。F1のフォーメーションラップみたいで悪くない(笑
淡々と新東名で距離を稼ぐ。しかし、今日はGWの最終日。新東名開通のおかげで、こんな日でも快適この上ないが、未開通の東京手前の大渋滞は避けては通れない。
やはり御殿場手前から渋滞は始まっており、絶望的な渋滞距離が電光掲示板に表示されていた。

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なんと合計60km!!
まさかこの渋滞に大人しく参加するほど、人間ができている(?)自分ではない。

長泉沼津ICで高速を降り、伊豆縦貫経由で国道1号へ。
箱根峠を登って、箱根新道に入るも予想通りここも渋滞してるようなので、芦ノ湖大観ICからターンパイクへ。
料金払ってまで箱根を降りようとするクルマは少なく、ヒュンヒュン下って小田厚へ。
箱根新道で詰まっているクルマが、小田厚にまで伸びていることはない。厚木ICから先の渋滞はそれほど大したことなく、結果的にほぼほぼ渋滞を逃れて帰還できた。

・・・・・・・

というわけで、長きに渡ってお送りした島根ツーリング、終了です。
合計すると、なんと7日間。これを島根だけに充てるのかと思いきや、島根がテーマになっていたのは半分くらいで、あとは周辺の地域で楽しんだ内容に。
ま、でも、松江に行こうというのが発想の発端だったので、レポのテーマがインスピレーションで「島根」というのは、違和感はありません。

合計走行距離は、2,910kmでした。
例によって、街歩きの時間もありましたんでね。
島根といえば、出雲や石見銀山じゃないの?温泉は玉造や温泉津じゃないの?という声が聞こえてきそうですが、敢えてそこを外すのがR style流(笑

それは冗談として、今までに行ったことがない場所に訪れてみようというのも大きなテーマだったので、かなりのマイナースポット集合体のような気がします。
加えて、これまで走ったことのない道を敢えて選んで走っているっていうのも。
これまで中国山地や山陰地方は何度か訪れていますが、それらのルートと合算すると、何となく全体像が見えてくるような気が、、、しないか(笑

でもひとつ言えるのは、これだけ訪れていても、まだまだ走りたいと思わせる道がたくさんあるというのが中国地方、特に山陰と中国山地が大好きなエリアである大きな理由。
ツーリングエリアとしては、九州や四国に比べてマイナーな感は否めないですが、個人的には走る楽しさ、新鮮さという点では、負けず劣らずだと思っています。

ぜひ、中国山陰地方を訪れてみてください。
行った人それぞれが感動できる、何かが見つかると思います。 

 Posted by at 6:07 PM
7月 022016
 

金曜の夜の飲み会を断り、ちょうど7月初日から始まったバーゲンに顔を出しつつも早めの帰宅。
翌朝は早起きして、エスに乗るのだ。この一心さえあれば、大好きなお酒もガマンできる(笑
果たして、想定以上の早起き。これが平日にもできたらなぁ。

向かった先は筑波山の麓。
かねてからお約束のランデブーツーリングのため、集合場所に指定されたコンビニ駐車場に向かったのでした。

2016 07 02 01

集まったのは、自分含めてこの3台。
一人走りがメインの自分にとって、複数のS2000を目にするのはASMイーグルショップURAWA以外では非常に珍しいこと。
今回お誘いいただいたお二方と、プチツーリングを楽しんできました。

先日は美ヶ原〜八ヶ岳にてAP2のSho-zさんとプチツーリングを楽しみましたが、この日集まった3台は全車AP1。常用9000rpmを許容する宝玉のパワーユニット、F20Cを心臓に持つ3台です。

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今回お声がけいただいた左のS2000オーナーであるT氏の愛車。グランプリホワイトの後期ルックのS2000は、R style S2000と同じAP1-200モデルです。
初めてお会いした時はベルリナブラックの前期型にお乗りでしたが、一昨年このAP1-200に乗り換えられたとのこと。まだまだお若いのに、相当マニアックな車歴です(爆
自分のAP1-200より車体番号は若いですが、走行距離6万km台。時間の経ち方がまるで違う。恐ろしく状態が良く羨ましい。

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T氏の友人のこれまたT氏は、元祖S2000、最初期モデルのAP1-100です。
ASMのパーツでモディファイされた外観は、オリジナルのAP1-100と一線を画すカッコ良さ。非常にまとまり感があります。
とても初期登録から15年以上、走行13万kmの個体とは思えない。大事にされていますね。

お二方と走ったのは、主にフルーツラインから県道42号、県道61号、広域農道グリーンふるさとラインというルート。
広域農道は今年の春、桜の季節に走ったのを思い出しました。今日は先導車がやや多かった気が。

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この3台、吸排気のシステムがほぼ一緒。(無限エアクリ+ASMエキマニ+ASM2本出しマフラー)
今回、年寄りはラクさせていただいて若い二人に先導をお願いしましたが、前2台の排気音が美しいこと✕2。
アクセル全開の乾いた高音や、回転合わせの際のフォンっていう歯切れのいい短音が特に美しい。
音が大きいとか豪快というわけではない、調律された音質が、クルマのイメージに反して実にお上品な感じ。 

実のところ自分一人でエスに乗っていると、排気音よりエンジン音が勝って快音を聴けるのはトンネル内くらいだったりするので、サイレンサーから発せられる音をまともに聴ける機会はあまりないんですよね。
そこに吸排気システム同一のAP1の先導だから、自分の排気音が実はこうだったんだと、改めて味わうことに。

思ってた以上に美声でした。後続にサービスし過ぎだな(笑

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オーナーのセンスが出るコックピットも、この3台、どういうわけかコンセプトが統一されてます。
特にシートは、素材こそ違えどシェルはすべてRECARO RS-G。S2000とは絶妙のマッチングであることを再認識。
純正からフルバケに換えたら疲れ知らず。これは自分もお二方とも、同意見でした。

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栃木の某技術研究所(笑)にお勤めのT氏@AP1-200。 
実に興味深いお話を沢山お聞かせくださいました。S2000に関する積年の謎が解けた話題も。
羨ましい職場です。

2016 07 02 07

その関連会社にお勤めのT氏@AP1-100。オーディオパネルの国光&上原LPLのサインが眩しい。
LPLとガンさんの裏話、とても面白かったです。
おそらく初めて追走した初期型AP1。真後ろの姿は、まさにスポーツカー!ですね。

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走った距離はさほどでもなかったですが、それは話が弾んだ証拠。
実に楽しい半日間のプチツーリングでした。

S2000というクルマに乗るドライバーと、たて続けに会い話す機会がありましたが、クルマが好きでドライブが好きで、エスが大好きで乗っている方ばかり。
こんなクルマはそうそうありません。たまたま若いドライバーさんばかりでしたが、ぜひ長く乗ってもらいたいもの。
その道標となるように、小生のS2000も老体に鞭打ってがんばります。 

 Posted by at 6:38 PM
7月 012016
 

2016 07 01 01

島根ツーリングも、いよいよ(ようやく)最終日。
もうかれこれ2ヶ月前です。遅レポはいつものことですが、、このツーリングの初日に雪に遭ったなんてことは、もはや自分ですら忘れ去る一歩手前。
しかも島根ツーリングと言いながら、島根にはとっくにサヨナラしてたり。。

鳥取の朝は、一目散に市街を抜けて国道9号へ。

バイパスに入ったら、例によって将来の山陰道が地図にはない所まで延伸していて、岩美町の街中まで一気に来てしまった。
今日は海沿いを行く気分だったので、県道256号で国道178号へ。
R178もバイパス区間延伸著しい国道だが、旧道のワインディングを迷わず選択。

2016 07 01 02

鳥取以東の海沿いルートは、俄然旧道が楽しい。
容赦なく現れる断崖の連続。そこは這うようにへばり付く道は険しいものの、ステアリングを回す行為と、美しい海原の風景の両方を楽しむことができる。

2016 07 01 03

居組海岸のワインディングもまた然り。
浦富海岸から続く絶景のシーサイドワインディングは、いつ訪れても海と、そして走りを楽しませてくれる。

2016 07 01 04

浜坂を通過し、余部へ。
余部といえば、山陰線随一の難所として知られた、余部鉄橋だ。

2016 07 01 05

しかし、つとに有名だった余部鉄橋は2010年から新しいコンクリート橋に取って代わっていて、その役目を終えた鉄橋は一部を残して撤去されている。
非常に魅力的な土木遺産だったが、安全には代えられず。今も現役で主要な路線の鉄路だけに、致し方なしといったところか。

2016 07 01 06

橋の真下は、残された橋脚とともにテーマパークのような公園となり、道の駅として整備されている。
公園も然ることながら、道の駅内の余部鉄橋資料室の展示がなかなかグッとくる。
余部鉄橋の架け替えに際し、挑んだ技術者のドキュメンタリーにしばらく見入ってしまった。 
こういう遺産もの(?)(プロジェクトX的な)ストーリーには、ちと弱いのだ。

 Posted by at 1:12 AM