10月 012016
 

2016 10 01 05

東北レポをするすると言って、まるまる一週間放置してしまいました。毎度の「するする詐欺」状態です(笑
北海道がこってり長編だったので、東北はさっくりと。
というのも、いつもの「朝練」の遠征版のような感じだったので・・・

・・・・・・・

いつものように早朝、早出で東北道をのんびりと流し、9時頃には岩手県、一関ICにて降り立つ。
IC近くのGSにて、ほぼ空になったガソリンタンクに給油。
給油中、ふと左後輪に目をやると、タイヤのサイドウォールがいつも以上に歪んでいる。

舗装の傾斜のせいかな?と思いつつ、国道342号を栗駒方面に向かってスタート。素朴な田舎道を延々と走る。
栗駒山に向かうこのR342、特段これと言って何があるわけじゃなけど、キライじゃない。
空は雲に覆われているけれど、みちのくの景色に癒され、心は穏やかだ。エスのエンジンサウンドに身を委ねて緩やかに疾走するのが心地良い。

真湯温泉に到達した時、やはり気になって一度エスを停め、タイヤの様子を見ると、やはり歪んでいる。
しまったな、北海道に行った後、空気圧の調整してなかったじゃないか。
走行距離や季節によって、大きく変動するタイヤの空気圧。特に長距離の前後のチェックは必須のはずなのに失態だ。
常備している空気圧計で計測してみると、なぜか反応しない。壊れちゃったのかな。。

2016 10 01 01

どこかのGSで空気を補充することにして、栗駒山へと登る山岳道路に足を踏み入れる。
タイトなコーナーが連続する狭路ワインディングだが、いつの間にか改良が進んで走りやすくなった気がする。
それよりやっぱり、コーナーやアクセルオンの際のバランスがどこかおかしい。微妙な違いだけれど、いつもの感覚とどうにもシンクロしない。 

いつものパターンなら、自分の体調に問題がある場合が多いけれど、どう考えてもこれは車体側に問題がある。
須川温泉に着いて、再度タイヤのチェック。
すると、やっぱり・・・・・ビスが刺さっていた。

嗚呼、初日の走り始め、しかもこんなとこでパンクとは。
空気圧計が壊れてたんじゃない、計測できないくらいに圧が抜けていたのだ。 

2016 10 01 03

幸いなことに、最初に異常を発見した時から更に空気が抜けている様子はなかったので、とにかくこのまま一番近い街まで下りて、どこでもいいからタイヤ屋に駆け込むことにした。
国道398号を一気に下る。一気にと言っても、左リアに急激な荷重変化をかけないようにしながら、優しく巡航する。
栗駒のワインディング、楽しみにしてたのになぁ。 

湯沢の街に着いたら、事前にiPhoneで目星をつけておいたタイヤショップに一目散に駆け込む。
街のタイヤ屋さん風情なショップは、メカニックが手持ち無沙汰に突っ立っていたので、すぐに修理対応してくれた。
ものの30分で修理は終了。内側からの修理だったため、見た目はビスが抜かれて穴が空いているけれど、空気が漏れる心配はないようだ。

2016 10 01 02

突然の修理依頼の対応にお礼した後、ツーリング再開。とんだ幕開けだ。
思い起こせば数年前、やっぱり東北ツーリングの初日に、あの時は交換したばかりのタイヤ、それも同じ左リアをパンクさせている。
北東北に向かうツーリングは、きっと鬼門だ。

気を取り直して、バイパスで湯沢から横手へ。
国道13号を直進し、途中の道の駅で休憩。もはやタイヤに異常はない。

ここから田沢湖方面に北進する際は、県道11号を利用することが多い。
ただこの道、走って楽しいわけではなく、かと言って国道105号はもっとかったるいのでいつも気分が重い区間だが、今回はもっとも県境側を走る広域農道を使って北進することにした。

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「みずほの里ロード」という名称がついた道は、周囲を長閑な田園に囲まれていた。
頭を垂れる稲穂の黄金色が眩しい。

ただ、そこを走る長閑な名の付いた農道は激しい。
いや、コース自体は激しくないのだが、巷の広域農道の例に漏れず、贅沢な規格のまま田園地帯を貫き、森林や丘陵を貫き、超特急で距離を稼いでくれる。

2016 10 01 06

これまでこの道に気付かなかったのが不思議だ。
秋田県内陸部を縦断する際には通らざるをえないエリアなので、とても有用な道になるだろう。

必然的に角館もパスすることになり、移動時間は圧倒的に短縮された。
国道46号から田沢湖で国道341号へ。
鹿角へと続く長距離山岳ハイウェイは、久しぶりの走行を楽しみにして訪れた高速ワインディングだ。

 Posted by at 10:24 PM