5月 102014
 

今週末は天気も文句なしで最高のおでかけ日和ですが、ロングツーリングを敢行したGW明けなので自粛中。
朝一番でGWで汚れきったエスを洗車しました。
GW出撃前に洗車しているので、1週空けての水遊び?になります。

ご近所からは、何故いつも洗車ばかりしているのだろう??よっぽど洗車が好きなのね・・・と思われているに違いない(笑
いや、確かにキライではないですけど、走る距離が普通の人と比べてハンパないので、自動的に洗う頻度も増えるわけで。。
ということをわざわざ説明するわけでもないので、ただの洗車好きということで放置中です(笑

2014 05 10 01

ふとアルファGTを見やると、いつの間にやらヒョウ柄の砂汚れで覆われていたので、立て続けに丸洗い。
コーティングが剥げ切ってかなりヤバめなエスのボディと異なり、GTのお肌は若々しいです。
デイトナブルーという名の光沢を含んだ澄んだ青のボディが濡れると、惚れ惚れ見惚れてしまうほど美しい。これホントにいい色です。

光の当たり具合によって、綺羅びやかにもしっとりにも見える絶妙なメタリックブルー。走らせると不満はあるけれど、見てるだけなら、艶やかな豊満ボディに心奪われそうになる。
性悪だけど美人なので思わず許してしまう。悲しい男のサガ。

アルファGTを「愛人」と称して付き合っている理由もおわかりでしょう(;;;

密かに愛人を愛でている最中に、アウディ乗りの同僚から電話。
ディーラーから試乗のお誘いがあったそうで、同行してきました。

縁もゆかりもない池袋のアウディにて試乗と相成ったのは、このクルマ。

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Audi RS7

RSというのはアウディのモンスターバージョン。しかも最上級クーペの7。
試乗でも乗せてくれなさそうなレベルのクルマですが、アウディマニアの同僚の口利きでちょっとだけドライブさせてもらいました。

前知識として知っているのは、このRS7、4リッターV8ツインターボで560ps。
560ですよ560。エスより300匹以上馬の数が多いって(@_@)

でも走らせると全然フツーな感じ。信号待ちではアイドリングストップもするし、8速ティプトロニック(AT)で運転はイージー。
音も静かだし、どこにそんな能力が隠れているのか、普通に乗ってる分にはほとんどわかんないっていうのが現実です。

でも、ちょっと間をあけて、小竹向原のアンダーパスを思いっ切り踏んでみたら、突然V8のビートを奏でて突進し、あっという間に前走車のお尻までワープしちゃいました。
でもそれも、あくまでイージー。誰でも簡単に引き出せるパワー。自分的には、効かないエンジンブレーキと相まって、こんな簡単にロケット加速できちゃうのは怖い。間にATが挟まってるので、足とエンジンが繋がっている感覚がほとんどないのもリアリティに欠けます。

ディーラーの方曰く、250km/hくらいまでこの加速が続くらしいです。
でもね、こういうクルマは極限の性能を語るんじゃなくて、そういう能力を余裕として持ちながら、普段使う領域を楽しむことに意義があるんですよね。
よく560psもあってそんなの狭い日本で使う場所ないし意味ないじゃないかという議論を見ますが、自分はそうは思っていません。
過剰と思えるパワーによって、中間領域に余裕やテイストが得られる。そこにビッグパワーの意味がある思ってます。

MAXスピードに至るまでの時間がいかに楽しいか。
少なくともエスは、その部分で官能的な性能をドライバーに提供してくれます。
クルマの過渡特性。MAX何馬力とか、サーキットを何秒で走るかとか、そういうのは目安としてはいいけれど、そこに至るまでの感触にいちばん興味がある。
だって日常的にそこが一番体感する領域だから、そのゾーンがいかにキモチイイかが重要なんだという気がします。

踏めばフラットにどこまでも加速するRS7は、いつでも周囲を置いてけぼりにする余裕に満ち溢れている。
でもあんまりにもそれがイージーなので、逆にスピード出す気になんないというか。。
これだけ力を隠し持ってれば高速はラクそうなので、ビジネスエクスプレスとしては十分意味はあると思いますけど、趣味で乗るにはね。。。
でも内装はやっぱりイイ。天井のブラックのアルカンターラなんて最高にオシャレ。このセンス、輸入車がイイと思える所以。イタリア車はもっといいけど。

勉強になりました。

 Posted by at 6:02 PM
5月 082014
 

2014 05 07 01

2014年のGWは、隠岐に行ってきました。
利尻・礼文以来?、久々の離島ツーリングです。

隠岐を訪れるのは初めてです。ずっと行きたいと思っていた場所でした。
行政区域的には島根県に属する隠岐諸島。境港の北側の七類港からのフェリー航路を利用することとし、GWのハイシーズンであることから事前にフェリーの予約は済ませての出発でした。

正直、特に何もない島なのですが、求めるものがハマると魅力的に映る島かもしれません。
自分の場合は、固有の地形が生み出す景色とワインディングを味わうことが主な目的なわけですが、特に地形美という視点では見る価値の高い場所だったと思います。

旅の相棒はもちろんS2000ですが、今回のツーリング、燃費がすごく良かった。
特に高速燃費が顕著で、13km/lはザラ。区間によっては脅威の14km/lオーバーも。。。今まではせいぜい12km/l台でしたが。
ワインディングや市街地を含めた下道区間も押し並べて良好で、ツーリング通しての燃費は12km/l台半ばといったところ。

過去に北海道ツーリングでそのくらいの燃費を記録したことがあるけれど、今回は本州でしかも離島です。何かが根本的に変わっている。

要因はおそらく、直前に行ったECUのアップデート。
低中回転のトルクアップがメインの改良で、高いギヤも積極的に使って走ることができたってのが大きそうですね。
13万kmを超えたにもかかわらず、進化は留まることを知りません。 

んなわけで、連休のロングツーリング。
九州の時ほどネタが豊富なわけではないので長続きしません(笑)が、レポしていきたいと思います。

 Posted by at 12:33 AM
5月 042014
 

2014 05 04 01

2014年GW。今年もちょっと遠くにお出かけ中。
写真の通り、フェリーでしか行けない所に向かいました。

島の地形が生み出すワインディングを楽しみながら、その特有の風土に身を委ねる楽しみ方は、ひとつの旅の型になっています。
今回は本当にひたすら走って、特有の景色を楽しむ形になってますが。
そして毎晩の酒も楽しみ・・・

まだ旅の半ばですんで、帰ってきたら早速レポートしたいと思います。

 Posted by at 10:26 PM
5月 012014
 

今日から5月。
毎年5月の最初の日は、決まって思い出すことがあるわけですが、今年の5月1日はちょっと特別。

そう、アイルトン・セナの20回目の命日なのです。

2014 05 01 01

日本中がF1に熱狂していた時代に、自分は聖地・鈴鹿に住んでいました。
子供ながらにも当然ハマったわけですが、中でもセナは孤高の存在として記憶に刻み込まれています。
正直言うと当時は気難しい感じがあんまり好きではなく、あっけらかんタイプ(特にベルガー)を好んで応援していたクチでしたが、走りに鮮烈な印象が残っているのは、やっぱりセナだったりします。
セナが存命だった時代に2度サーキットに(自転車こいで)応援に行きました。そのどちらの年もセナは鈴鹿で勝てなかったけれど、あの黄色いヘルメットは熱かった時代のF1の象徴として記憶に残ってます。

20年前の今日。
ホンダがF1を去ってから中継を見なくなっていたんですが、たまたまその日はなぜかF1を見ようと思い、深夜にテレビをつけていました。
中継が始まる時間にいつものオープニングが流れず、三宅アナの神妙な声が。。
ひとまず赤旗中断後のレースを放映していましたが、突然レース中継が途絶え、セナが天に召されたことを、三宅アナ、今宮さん、川井ちゃんが号泣しながら伝え始めました。
次の日の朝になっても、とても信じられず呆然としたまま予備校に行った(当時浪人生)ことを、昨日のことのように覚えています。

以来、琢磨が出てくるまで、ほとんどF1は見なくなってしまいました。
超人的なテクニックで荒れ狂うマシンをねじ伏せ、サーキット上で熱いバトルが繰り広げられるF1が見られなくなったからかもしれません。
でも、今思うに、セナという人間がいたからこそ、全てが活性化されて面白かったからF1を見てたのかも。
F1が単なるレースではなく、大きなドラマとして、それを取り巻く全てが刺激的で熱中できた時代が、セナを中心に流れていたような気がします。 

人付き合いがヘタな割に人情的で、憂いを湛えた表情は何を考えてるのかわからないけど、ミステリアスで人を惹きつける。
想像もできないスキルで、ギリギリ紙一重のところで破綻するかしないかの超限界ドライビング。
これは亡くなってから知ったことですが、とても頭の良いドライバーで、組織や人に対する深い思慮の持ち主でもありました。

当時のF1を体感した世代の多くがそう思うように、自分にとってもセナは特別なヒーローです。
F1という枠を超えて、20年たった今でもいろんなことを教えてくれているような気がします。
今年もそんなようなことを思い出し、ちょっとだけ涙腺が緩んだ、そんな日でした。

 Posted by at 7:10 PM