5月 122016
 

2016 05 12 01

出発はいつもの如く、暗がりの高速を西へ。通常なら東名を行くところを、今回は中央道。
昨年の熊本ツーリングと同様のルート選択だが、今回の目的は少し違う。
どうせ山陰に入るなら、日本列島をまっすぐ横に貫くように、山越え谷越えなルートで攻めてみようという趣旨だ。

中央道伊那ICで高速をオフし、国道361号権兵衛峠で木曽谷へ。
木曽福島から同じくR361で開田高原。地蔵峠越えを目論む。

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地蔵峠まではまぁ天気もそこそこで、御岳も朝の陽光に凛々しく輝いていたのだが、、高根のダムサイト区間に近付くにつれ、雨がパラつく。
それだけならまだしも、気温はどんどん下がって、終いにはまさかの
正確には、雪混じりの冷たい雨、になってしまう。オイオイ、4月とはいえGWだぞ。北海道じゃあるまいし。。

前を走っていたバイクも、困ったようにダム湖畔に緊急ピットイン。(想定外の極寒だろうな気の毒に)
積もるような降り方ではなくそのまま走り続けたが、ほとんど睡眠時間が取れないまま走り出していたので、高根の道の駅で沈没。しばし微睡みを貪る。

高山に出たら国道158号。ここで最初の給油。
中部縦貫道には乗らず、R158のまま荘川まで行くのがいつものパターン。
高山〜荘川間はハイスピードな爽快ワインディング。並行して一部無料の高速が通ってるので交通量も皆無。
毎度素晴らしく楽しめるので、ここは敢えての下道が定番なのである。

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とても良い道なのだが、残念なのはこれといった撮影スポットがないこと。
気持ち良くワインディングを突っ走る誘惑に打ち勝ち、少し脇道に逸れる余裕を持てれば、素朴な風景に出会うこともできるようだ。

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荘川から国道156号で白鳥、郡上方面へ。
国道41号と並ぶ飛騨地方縦断ルートのひとつなので、R158からは一転して交通量が増える。
そのまま進んでもそれなりにワインディングだが、ひるがの高原から県道321号に入り、やまびこロードへ。
一昨年の飛騨ツーリングで発見した、R156の裏街道。県道と広域農道を繋ぐアップダウンに富んだ道は、前走車に付き添ってR156を進むよりずっと楽しい。

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ひるがの高原SA付近では、牧場風景の向こうに遠く白山が望めた。
高山を抜けるまでぐずついていた空は、いつの間にやら雨雲のヴェールを振り払い、大地を強く照らし出している。

長い旅は始まったばかり。
どこまでも続く道をただひたすら走り続けたいという欲望は、旅が始まった後もますます膨らみ、大きくなっていく。

 Posted by at 2:23 AM