5月 212017
 

2017 05 21 01

てなわけで、行ってきました定点観測。
舞台はもちろん、ビーナスライン。
今年初ですが、この時期の恒例イベントです。

朝7時には、いつものコースに到着していました。
絶好のコンディション。早朝は霧に覆われることの多いビーナスラインですが、この日はのっけから快晴!素晴らしい空模様です。

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昨日タイヤを新調したばかりなので、まずは抑え気味に慣らし運転から。
タイヤの表面をそっと削るようにして走り出し、本領発揮が可能なタイミングを待ちます。

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最初のうちはタイヤが浮つく感じで、今ひとつ踏んでいける確信が持てないようなフィーリングでしたが、走行を重ねるうちに、しっかりとしたグリップ感を感じ取れるようになってきました。
路面を捉えて離さないグリップ力。交換前に見られた、アクセルONで巻き込むような挙動はもはや示さず。
どっしりとした重厚感を伴いながら、極弱アンダー、ほぼオンザレールでコーナーを脱出していく。
同じタイヤでも、摩耗状態によって挙動の違いは歴然です。 

そして、タイヤが能力を発揮するのを待っていたかのように、車体を構成する機械の動作のリズムがひとつひとつシンクロし出し、如実に運転しやすくなってきました。
こうなると、もうドライビングハイ。走れば走るほど、ドライビングの精度と走りの豪快さが高まっていくようで、息付く時間も忘れてひたすら練習コースを走り込んでいました。

ふと気が付くと、喉がカラカラ。
濃密な朝練となりました。

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エスに乗り出してすぐにここビーナスラインに訪れて以来、今年で11年目となりますが、最初に感じたある種の「乗りにくさ」は、今は微塵も感じられません。
もちろん、ネガティブ要素を改善したことが大きな要因であることは事実ですが、自分自身も「乗り方」を徐々に軌道修正してきたことも忘れてはならない要因です。
ただ、今だにこれが正しい、という乗り方があるわけではなく、11年経ってもまだ手探りの状態が続いているという。。
その奥深さが、S2000というクルマの面白さであり、飽きずに乗り続けられる要因と言えるかもしれません。

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とは言え、車体は明らかに消耗が進んでいるわけで。。
走行距離が18万kmを超え、本来の調子をいかにして維持するかがメインテーマになっている現実があります。
長い時間乗り続けていくなら、今後かなりヘビーな整備も視野に入れていかないといけない。
昨年の10周年を節目に、エスと将来的にどう付き合っていくか、というテーマを真剣に考えています。

そんな中での、11年経過時の定点観測。
まだまだ発展途上で、もっともっとドライビングプレジャーを感じさせてくれそうな可能性を改めて感じたことは、収穫と言って良いでしょう。
次週日曜日で、晴れて丸11年を迎えますが、まだまだ、エスとの旅路は続きそうです。

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 Posted by at 8:32 PM