10月 112015
 

2015 10 11 04

続いては、同じR389沿いの集落にある大江集落の教会。
こちらは港の集落というわけではないので、教会も高台にある。
街の中心にあるお寺のような崎津教会に対して、お城のように集落を見守っているかのような大江教会だ。

こちらも再訪。以前訪れた際は、やはり他に誰もおらず、中にも入れなかったような気がする。
崎津同様、今回は交通規制アリかなと思ったが、大江は何もなかった。でも駐車場はほぼ満車だった。

この教会は、本当にきれいである。というか、写真映えする(笑
真っ白なので露出の決め方が難しいが、どこから撮ってもサマになる。登り坂になる斜め前からのアプローチも効いている。

ちなみに、前回訪れた際のレポの写真は、今回のよりさらに鮮やかに写っているように見えるが、当時はRAWで撮って全部現像かけていた(当時はkissデジ)ので、今見ると少々絵画っぽい。どちらかというと、今回の写真の方が現実に近い。
どうでもイイけど、当時のレポってよく出来てるなぁ。。よくあんなに書いて、しっかり編集できてたもんだ(笑

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話は戻して大江の天主堂。
再訪なので新鮮な感動はない。ただただ、構図のキマるカッコよさ(笑)それに尽きる。

今回は入口が開放され、中に入ることができた。
信仰空間である教会の多くは自由に立ち入ることができる。(ただし写真は撮れない場合が多い)
神聖な空間でじっと佇んでいると、この地の生活に根差した様々な瞬間が浮かんでくるかのようだ。

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教会から見下ろす集落。
小さな小さな集落に、こんなに立派な天主堂があるわけだ。大切にされているのもよくわかる。

天主堂の内部は畳敷き、隣接するお墓はよくある墓石の形状のままのカトリック版と、日本的な要素がそのまんま入り込んで融合している面白さがここにもある。
こういうのを見て体感するところに、その地の空気に触れるツーリングの面白さがある。

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2015 10 11 07

大江の集落では、以前訪れた時に天草ちゃんぽんを食していた。
今回も同じ店でと思い、記憶を辿って訪れたのが「メーンの盛」。

辺境の食堂は、営業が心配になるくらい閑散とした雰囲気が漂っていたものだが、今回訪れてみると、なんと満員で行列ができるほどの大盛況。
いつ何があってそんな人気店になったの??と一瞬思ったが、連休中のお昼ど真ん中の時間帯である。
今混まなきゃいつ稼ぐ?という、一番のかき入れ時ではないか。

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とは言っても、普段からそんな大勢の客を捌いているわけではないので、オペレーションは破綻寸前(笑
おばちゃん一人でやっているのだからしょうがない。旦那さんらしき人が応援で給仕をしていたが、パンク状態でこっちが手伝ってあげないと回らない(笑笑

そんなこんなでありついた7年ぶりの大江ちゃんぽん。
かき混ぜる前からどこか乱れているのは、テンパったお店の雰囲気そのもの。
でも相変わらず美味しかった。600円という破格の値段もそのまんま。
頑張って続けてほしい味である。

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「メーンの盛」裏手の駐車場で見かけた名古屋ナンバーのS2000

大江ちゃんぽんで思いのほか時間を要し、大江を出る頃には13時を大きく回っていた。
R389を北上。天草下島をぐるっと一周するコース。爽快なシーサイドドライブが待っている。

 Posted by at 11:26 AM
10月 112015
 

2015 10 11 03

国道389号をしばらく走ると、崎津という集落がある。
この集落の中心部に美しい天主堂があることは、以前天草をツーリングした際の記憶にしっかり刻まれていた。
再訪しようと思って、集落への道へとステアリングを切る。

ところが、集落内は観光客のクルマは進入が規制されていて、国道を挟んで向こう側の観光用駐車場にクルマをデポしなければならなかった。
いつからこんなシステムに?と思ったが、折しもシルバーウィーク真っ只中。天草の観光スポットだし、まぁそれも当然か。

エスを駐車場(というか空き地)に停め、集落のメインストリートをとぼとぼと歩いて行く。
のんびりした時間が流れている。辺境の集落(笑)には、大型連休なんて関係ない、そんな雰囲気。

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海沿いの素朴な集落に突如として現れる崎津教会は、そこだけ異空間にするような存在感を示していた。
モルタル色の外壁に控えめの意匠。ステンドグラスの彩色が映える。

五島列島や平戸周辺と並び、教会の多い天草地方。
キリシタンの歴史を現在に伝える建築遺産だ。

遺産ながら教会は今も現役で、内部は信仰の空間として、凛とした空気に包まれている。
どこか日本的な要素もあり、ちょっと公民館的な生活感もあったりするのが面白い。
西欧から伝わった信仰の空間が、長い時間をかけてその地の生活空間と交じり合った結果なわけだが、それが独特の風情を有していて興味深い。

2015 10 11 02

ビックリするくらい多くの観光客が訪れていた。
以前訪れた時は普通の平日だったので、他に訪問客などいなかった。
連休というだけでなく、昨今注目されていることもあるのだろう。

天草に来たら外せないスポットであることには変わりはなかった。

 Posted by at 10:29 AM