続いては、同じR389沿いの集落にある大江集落の教会。
こちらは港の集落というわけではないので、教会も高台にある。
街の中心にあるお寺のような崎津教会に対して、お城のように集落を見守っているかのような大江教会だ。
こちらも再訪。以前訪れた際は、やはり他に誰もおらず、中にも入れなかったような気がする。
崎津同様、今回は交通規制アリかなと思ったが、大江は何もなかった。でも駐車場はほぼ満車だった。
この教会は、本当にきれいである。というか、写真映えする(笑
真っ白なので露出の決め方が難しいが、どこから撮ってもサマになる。登り坂になる斜め前からのアプローチも効いている。
ちなみに、前回訪れた際のレポの写真は、今回のよりさらに鮮やかに写っているように見えるが、当時はRAWで撮って全部現像かけていた(当時はkissデジ)ので、今見ると少々絵画っぽい。どちらかというと、今回の写真の方が現実に近い。
どうでもイイけど、当時のレポってよく出来てるなぁ。。よくあんなに書いて、しっかり編集できてたもんだ(笑
話は戻して大江の天主堂。
再訪なので新鮮な感動はない。ただただ、構図のキマるカッコよさ(笑)それに尽きる。
今回は入口が開放され、中に入ることができた。
信仰空間である教会の多くは自由に立ち入ることができる。(ただし写真は撮れない場合が多い)
神聖な空間でじっと佇んでいると、この地の生活に根差した様々な瞬間が浮かんでくるかのようだ。
教会から見下ろす集落。
小さな小さな集落に、こんなに立派な天主堂があるわけだ。大切にされているのもよくわかる。
天主堂の内部は畳敷き、隣接するお墓はよくある墓石の形状のままのカトリック版と、日本的な要素がそのまんま入り込んで融合している面白さがここにもある。
こういうのを見て体感するところに、その地の空気に触れるツーリングの面白さがある。
大江の集落では、以前訪れた時に天草ちゃんぽんを食していた。
今回も同じ店でと思い、記憶を辿って訪れたのが「メーンの盛」。
辺境の食堂は、営業が心配になるくらい閑散とした雰囲気が漂っていたものだが、今回訪れてみると、なんと満員で行列ができるほどの大盛況。
いつ何があってそんな人気店になったの??と一瞬思ったが、連休中のお昼ど真ん中の時間帯である。
今混まなきゃいつ稼ぐ?という、一番のかき入れ時ではないか。
とは言っても、普段からそんな大勢の客を捌いているわけではないので、オペレーションは破綻寸前(笑
おばちゃん一人でやっているのだからしょうがない。旦那さんらしき人が応援で給仕をしていたが、パンク状態でこっちが手伝ってあげないと回らない(笑笑
そんなこんなでありついた7年ぶりの大江ちゃんぽん。
かき混ぜる前からどこか乱れているのは、テンパったお店の雰囲気そのもの。
でも相変わらず美味しかった。600円という破格の値段もそのまんま。
頑張って続けてほしい味である。
「メーンの盛」裏手の駐車場で見かけた名古屋ナンバーのS2000
大江ちゃんぽんで思いのほか時間を要し、大江を出る頃には13時を大きく回っていた。
R389を北上。天草下島をぐるっと一周するコース。爽快なシーサイドドライブが待っている。